早期解決のカギ

いくら自分が債権を持っているとはいえ、その回収には時効というものがあります。ですから、いつまでも債権が回収できない状態でいると、いつの間にか時効が成立し、債務者だった側も支払い義務を免れてしまうこともあるのです。そうした事態を避けるためにも早めに弁護士に相談することによって時効中断の手続きなどを迅速に行うことができるでしょう。

債権の種類によっては自分が思っているよりもかなり早く時効が成立してしまう場合もあり、悪質な債務者はその法的な根拠を狙って債権を踏み倒そうとするかもしれません。そうした危険を未然に防ぎ、自分の権利をしっかりと守ることが大切です。

また、債務者にとっても債権の通知などが弁護士事務所から届くと、裁判の可能性がリアルに感じられますので、本気で返済しようという意識に変わるかもしれません。また、なんとなくごまかされたまま解決が長引いてしまいがちな個人間でのやり取りも弁護士が介入すると迅速にことが進みます。面倒なことは長引かせずに迅速に解決したいと思われる方にとっても弁護士への相談はおすすめです。もしも債務者にも弁護士が付く場合は、双方の弁護士同士の話し合いでスピーディーな平和的な解決も期待できます。

弁護士に依頼でストレス軽減

弁護士に早めに相談するメリットはたくさんありますが、なんといっても一番大きなメリットの一つは、精神的な負担を軽減できることでしょう。債権回収は課した側も大きなストレスを受けますし、債権の回収ができないと債権者の生活にも支障が出てしまうことがあります。善意で貸してあげたお金なのにかえって自分や自分の家族を苦しめてしまうことになりかねません。

大きなストレスの中、債務者との返済の交渉を進めるのは簡単ではないでしょう。また、親しい友人などが相手の場合は、あまり強く言えないこともあります。さらに、人によっては債務者のほうが脅してくるようなこともあります。そうした事態を未然に防ぎ、債権回収に関するストレスを最小限に抑えるために、弁護士に直接の交渉をすべて任せてしまうことができます。

また、弁護士は法的な手続きにも当然精通していますので、債権回収に関しても適切な時期に適切な法的な措置をとることも容易になります。回収の仕方も、あくまで債務者の意思に任せるのか、それとも強制的に取り立てを行うのかなどさまざまです。いろいろなケースにおいて、適切な法の知識を持つ弁護士の活躍は大きな力となるでしょう。また、民事保全手続きなどを後々行う場合は弁護士への依頼が必須となります。

債権回収とは

債権とは何でしょうか。債権とは、貸したお金や売った商品の代金を支払うように要求する権利のことです。つまり、相手に対して支払いや返却を要求する権利のことを言います。こうした権利を持つ人を債権者、要求される側の人を債務者と呼びます。

通常、お金を貸す時には十分に返済能力があることを確認したうえで貸すものですが、時折返済が滞ってしまうことがあります。債務者のうっかりした延滞であれば大きな問題にはならないのですが、意図的に支払いを滞らせるような悪質な場合や、返済能力がなくなってしまい支払いができないといったケースも少なくありません。

そのような時に自分で要求し続けることはとてもエネルギーのいることですあり、時間もかかります。債権回収はいったん泥沼にはまってしまうと自力ではなかなか解決できないことが少なくないのです。これは、お金の回収だけにとどまらず、売った商品の代金を支払ってもらいない場合や、賃貸で不動産を貸しているのに家賃を滞納されてしまう場合などあらゆるケースで考えられる事態です。

そこで、自力で何とかしようと時間と労力を費やすよりも、債権回収の相談を弁護士に持ち掛けることも一つの有力な方法です。早めに弁護士に相談することで、裁判所での法的な措置まで考慮したうえで債権回収を進めることができます。ではなぜスムーズに債権回収をするために弁護士に相談することが有効な方法といえるのでしょうか。その手順や、メリットなどをご紹介します。